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英語喉をやると、アメリカ人が話しかけてくる。それは、やはり自信のようなものもあるかもしれないし、姿勢もあるだろう。このことは何度も書いた。

昨日も、近所で突然、「あなたはここのアパートに住んでいるのですか?」とアメリカ人(インド系の学生っぽい女性。近くにジョージタウン大学があるので学生さんだろう。)が問う。「実は、もう申し込みはしたのだけど、ネットで、悪い評価が出ていたんです。住み心地はどう?」。「全然、心配することはないですよ。きれいですし、庭なんかも手入れされているしね。虫も蝿ぐらいです(ごきぶりは出ない)。」と言ったら、安心していた。

DCではどこのアパートでも、だいたいエルサルバドルかホンデュラスあたりの移民(不法移民だと思う)が、ものすごい勢いで朝から晩まで掃除をしているのである。

プールがあるが、その横を通るたびに、ライフガードの黒人のおじさんが、会釈をしてくる。まるで親戚か何かのように。

犬の散歩をしていたら、向こうから、日本語の書いてあるT-シャツを来た白人の若者が歩いてくる。ちょっとめずらしくてなんて書いてあるのかな~なんて(気づかれないように)見ていたら、「ハ~イ」とか言いながら会釈をしてくる。

このように、周りから話しかけてくれると、本当にアメリカ人と私が平等なる立場にあることがわかる。いや、本当は最初から平等だったのだろう。今思えばね。

さて、今日は私の文法の勉強の仕方について述べる。

MIXI上ではRONさんのhttp://mixi.jp/view_bbs.pl?id=63775066&comment_count=52&comm_id=1301094 で熱い議論が交わされている。

もともとの発端は、英語喉会議(アット広島)で文法が大切かどうかみたいな会話から始まった。

よく発音の次は文法だとか語彙だとか言うが、実際は、ネイティブと会話をしだすのが一番だと思う。というのは、文法や語彙は会話をしながら覚えるものだからだ。その模範というか、例を示したい。

RONさんの影響で、昨日、中国語を勉強してやろうと思いたった。それも、中国語の文法書を一度も読まずに会話ができるようになってやろうと思った。

そこで中国人の同僚にちょっと聞いたのだ。

まず、私は、It is interesting to watch TV という文を持ってきて、それを中国語でなんと言うかを問う。

すると、中国人の彼女は、

カン、デン、シューがどうのこうのと言った。

私はもうその時点で、中国語が聞き取れていた。恐ろしいことに英語喉をやっていると、聴き取れる。

大昔の大学時代に中国人の学生が、映画を見るは

カン、デン、イン

だと言ったのを覚えていた。だから、カン、デン、まで聞いただけで、

あ、中国語では、It is interesting toというような構文を使わなくてよいのだ、、、あるいはIT~TO~構文を使わなくてよいのだ、、と言うことが分かった。

この段階で私はすでに中国語の文法を自分自身の頭で解析しはじめている。

中国人の同僚に書いてもらったら

カン、デン、シュー、シー、ヨウ、チュー

と発音し、漢字では(うろ覚えだけど)

観 電 視 是 有 趣 (最初の観で合っていたかどうか、今自信なし)

と書いてくれた(最後に的をつけるのもありと言った。こういうのは後で詳しく学ぼう、、と判断。今はこれでいい。)

な~るほど、是がBE動詞にあたるのだな、、、と分かる。というのは、前に、

私は日本人です

我 是 日本人

だということは知っていたからだ。

ここで是がBE動詞であるということが分かるし、また中国語では主語がなんであろうと、動詞が変化しないとういことも分かる。

これも自分の頭で確認したということだ。本を読む必要はない。

そこで、私がその中国人にこう言ってみた。今まで聞いたことのある中国語を応用して、

ニー、的愛人 是 有 趣? (ニーの漢字は忘れた、、、あなたのご主人は面白いですか?)

そしたら、この表現が合っていると言ったと思う(今となってはうろおぼえ)。人のときに有 趣って言うかな~と一瞬、悩んだようだがOKと言った。

じゃ、否定だったらどうなのだろう。

ちょっと度忘れしたけど、是の前か後ろに、否定を現す漢字を一つ足す。

昨日の段階では、前か後ろかは覚えていた。ノートが今目の前にないが、

あれ~、どっちだったかな~、と悔しがりながら、昨日のメモをみたら、永久に覚えてしまうだろう。

実は、最初の例文でシーとシューが逆になってないか不安だけど、それもメモを悔しい気持ちでもう一度見れば覚えてしまうだろう。

このように、自分の頭で、目の前に提出された文を解析し、理解し、忘れたらくやしがりながら、自分のものにしていくのだ。

(あれ~、有って動詞じゃないのかな。是がBE動詞ならだぶらないかな~、なんてことも頭をかけめぐる。それは聞いてみたら、有 趣でINTERESTINGだとか。ま、こんなことは後で分かってくるだろう。)

これが文法の学び方である。

さて、言っておくが、この学び方が機能するのは、私が、英語喉をやっているから、中国語が確実に聞こえるし、また発音もできるということだ。

喉を開け気味にして、中国語を繰り返すと、面白いほど、ネイティブが、そう、そのとおりといってくれる。

口発音時代、中国語は非常にミステリアスに思えたが、喉発音をしていると、非常に簡単だ。

例えば、是という単語だが、中国人ネイティブが、漢字の上にSHIと書いてくれた。それをそのまま喉で言うと、ネイティブ発音になるようだ。そのまんまじゃないか。

中国語は英語のような喉発音ではない。結構甲高い声で話す口発音系、、、ではあるものの、喉で日本語のように音を切らない。だから、アクビエリアあたりを使うと声優さんのような中国語発音になるのだろう。

もちろん、漢字1個が1シラブル(一拍で読む)だが、このことも英語喉をしているから分かることだ。

漢字だからなにか、アルファベットで表されている以上のミステリアスな発音を再現しなければいけないという焦燥感があるのに、喉発音でやっていると、ただ単に、アルファベットをそのとおり発音していると、正しくなるように思える。もちろん、中国人が言ったように、真似て繰り返す努力はしている。

その中国人が私に問う。非常に答えにくい質問だった。

どこで中国語を習っているの?

え????今、私はあなたから、習っただけだけど???

私は中国語を勉強をしたことがない。だから、どこで勉強しているの?と問われても、今、あなたから教えてもらっただけだと言うしかない。

英語喉で中国語を聞いたとおり繰り返していると、あまりにネイティブな中国語になるらしく、言っていることを信じてもらえない。

さらに、是の前後を色々変えて、私自身が文を生成してみせているので、まるで、ある程度は中国語を勉強しているかの印象を持たれてしまう。

以前も、「あなたは絶対に中国人の彼女がいたわね」などと、近所のレストランの中国人ウェイトレスに言われてしまって困った(笑)。

我是日本人 とか簡単なことを喉を開け気味で、漢字を1シラブルとして言っただけである。

以上が私の文法の学びかただ。文法の学び方であると同時に語彙の学びかたでもある。

同時に中国人の友人もできる。

どの言葉が名詞か、動詞かなんてことも、邪魔な知識に思える。考えなくてもわかる。「電視」は名詞でしょうが。辞書も、文法書も見なくても分かりました。なぜなら、そもそも、私が最初に、テレビって何ていうの?と聞いているから当然分かる。

さらに私の好奇心の中で「視」だけで動詞にも使えるんじゃないかな?なんて勘があるので、こんな文も可能かな?なんて思ってしまう。今度聞いてみよう。

我視 (私は見る)

そしてもしこの予想が正しければ、なるほど、中国語というのは、一つの単語を覚えたら、そこから派生的に爆発的に単語を使えるかもと納得するだろう。

このようにネイティブと喋りながら、好奇心を発揮しながら、自分の頭で文法を構築していくのである。

とにかく、聞けて発音できるから、これはしばらくやってたら中国語マスターできるなと確信する。だって、最初に出てきた、カン、デンあたりから確実に聞き取れているのだ。恐怖心はない。シラブルの区切りが中国語では当たり前のように分かるのも楽だ。

英語喉で聞けて言えれば、人の顔と名前を覚えるぐらいのエネルギーしか要さないように思える。

しかし、こんな金のかからないやりかたで中国語ができるようになった時、音声UPなどしようものなら、「あなたの中国語はぺらぺらでも、内容がない。まずは中国語の古典を読んでから出直してください」などと、総攻撃を受けることは確実だ(笑)。

日本人には日本人の中国語があってもいいとか、国際語としての中国語がどうのこうのか言われて、人格否定までされることが今から予想できる。

しかし、覚えておいてほしい。私が前行っていた、DCの床屋の兄ちゃんは、床屋さん同士でぺちゃくちゃ喋るだけで、5ヶ国語ぐらい喋れていた。そんなもんなんです。語学って。

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2 thoughts on “私自身の文法の勉強の仕方

  1. アキ says:

    カズ先生こんばんわ。
    今日は日本は、全国的に少し涼しく小雨がぱらついた1日でした。台風が近づいたせいでしょうか。

    ところで、私は都内の最も喧噪な場所で仕事をしているのですが、最近は中国人が(真面目な人も、馬鹿も、たちの悪い奴も含めて)多いのに閉口しております。
    ある人から聞きましたが、中国における将来構想の世界地図では、日本は中国の一部の東海省ということになっているそうです。日本を属国化するために、中共政府も、国民が日本へ移住するのを勧めている感も有ります。
    といっても、日本は政治的にはアメリカの属国なので、中共が日本を占領するには、その前にアメリカと大戦争を行って勝つ必要がありそうですね。核ミサイルの飛ばし合いでもするしかないか? 昔のキューバ危機どころではないでしょうね。
    カズ先生は、DCの人からキューバ危機時代の話を、お聞きになったことがありますか。私がある日系アメリカ人から聞いたところでは、当時は本当にソ連との大戦争が勃発するかもと、アメリカ国民が警戒したそうです。小学校では、警戒警報と共に、机の下に潜り込んで身を守る練習を行ったそうです。

    ところで、シナ人の連中は日本人よりは語学の才があるのか、日本語を覚えるのは早いようですね。あちらの義務教育しか出ていない無教養的な人でも、日本語が驚くほど早く上手になる者が多いみたいです。
    彼らは、元々が喉発音だから外国語も覚えるのが早いのでしょうか?
    中国語は、英語など西洋系の言語と同様に、基本的には喉発音ですか?
    まあ歴史的に考えても、中国は大陸国家であり他国との交渉が常に国民レベルでありましたから、島国根性で気の小さな引き籠もり大好きな日本人とは大違いでしょうが。

    また、東南アジア系の言語は、どうでしょうか?
    ベトナム人の知人が都内で会社を経営していますが、彼らも日本語を覚えるのが早く、英語も上手みたいです。

    ではまた。長話、失礼しました。

  2. eigonodo says:

    アキさん、返事が遅れました。さて、私はまたフラットトップの髪形にするため、また会社の近所の床屋をサーベイ的に調査するために、またもやGPSにバーバーと入れて、近くの床屋に行きました。またしても、全員がベトナム人で、私がいるあいだ、英語を聞いたのは2回ぐらいで、全部ベトナム語です。

    一語だけ何を言っているかが分かりました。それはフラットトップという単語です。それを英語と同じで正しく2拍で発音していました。

    ベトナム人の発生は、甲高いかんじがするけれども、あれは、日本人的な口発音では出せる音じゃないと感じました。真似をしようとすると喉の奥のほうをつかいつつ、喉を微妙に緊張させるしかありません。

    すなわち、東南アジア系話者は、シラブルがよく分かる、そして喉も使っているということで、どんな言語でも対応できるということではないですかね。

    日本語が2ビートなのは特に、3ビート話者が聞けば当たり前に分かります。また喉発音で日本語を話すことは可能です。

    そういう事情があるのでしょう。

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