高校教師をしていたころから、英語発音の指導法を開発したいという願いがあったのだが、特に強く思ったのは何年か前に、ネットで英語耳とUDA式の情報を読んだときだった。
自分自身の発音が当時うまいと思っていたのだが(実際うまかったと思う、、、日本人としては、、、大学時代にJUEL杯という英語ESSスピーチ大会(全日本大会)で優勝したほどだった)、UDAさんとか松澤さんの指導していることと私自身が実践していることが全く違ったことにショックを受けた。
まあ、例えばだけど、発音によっては息を強く出す音がある、、、という考えがUDAさんとか松澤さんにはあるが、私はそんなことを思ったこともなかった。
もっとショックだったのは、当時でさえアメリカ英語が100%聞き取れた私が、UDAさんが、指導後として紹介しているある学習者の英語(一人のかた)を聞いても何を言っているか分からなかったことがショックだった。
さらにショックだったことがある。当時、英語耳の松澤さんの掲示板でTALさんという人が(日本語と英語の完全なバイリンガルということ、、、名指ししてごめん)、その人(上で紹介した指導後の生徒さん)の英語が悪くなく、結構向上している、、、というようなことを書いていたのを見て、一体、この業界はなんなんや、、、と思った。
そしてそのTALさんというかたが、ものすごく細かく舌の位置などを説明するのを読んで、もう一回思った、、、
一体、この業界はなんなんや、、、と。
英語ができると思っている私は、舌の位置が数ミリちがったところで、同じような音を出せていたが、数年前のパラダイムでは、ミリ単位で考えられているように思った。
とどめをさしたのは、ハミングバードだった。口の形で音が変わる、、、とういうのだが、顔の皮を形状を変えても、音はかわらない、、、のに。英語耳やUDA式でも口の開け具合が発音のコツとされている。
アメリカに長く住むが、周りのアメリカ人はそんなにパクパクしながら英語を喋っていないのである。
で、英語喉が出版されたあと、アマゾンレビューなどで、逆に「(英語喉などというようなものを出す)この業界はなんなんだ」という感じのコメントが英語喉に対して言われたときは、どう感じてよいか分からなくなった。
基本に変えるべきではないだろうか。発音が実際にできる人が、実際にやっていることを教える、、、と。喉においては、ネイティブがやっていること、そのままが解説してあるし、ノンネイティブの私が実践していることが書いてある。そして、喉を実践するとこんな音になりますよ、こんな発音になりますよ、、、と音声で示している。
皆さん、基本に返りましょう!