さて、口発音で喋っているころは、アメリカ社会が、弱肉強食で、ゆだんしたら、だまされる、、、という感覚があった。すると、本当にそう思えていた。
しかし、喉発音に変えてからは、アメリカ人が普通の人として思えるようになった。それで変わったことがある。例えば、昨日、サテライトラジオの請求書が来ていた。あれ?もう1年分払っているのに、音楽を含むステーションをSUBSCRIBEしている場合は、そのアーティストへのローヤルティーを払わないといけないらしく、23ドルの請求があった。
あせった。え?1ヶ月23ドル?一年で250ドル?
それで、まずは電話をしてみる。
この段階で、相手の人が、別に私をだまそうとしているのではない、、、という性善説を今は持っている。喉で喋っていたら、同じ人間だという気になるからだろう。
さらに、その人は、確かにその会社に勤めているけれども、別に、会社を代表しているわけではなく、実は、普通のアメリカ人だ、人間だという感覚がある。
だから、冷静に相手を尊敬をもって扱う、喋ることができる。
よ~く聞いてみると、1ヶ月に23ドルではなくて、1年で23ドルだった。
な~るほど。
これが口発音時代だったら、いや、俺はすでに1年分払ったし、そのときの契約書にそんなローヤルティーフィーのことは書いていなかった、、、、と憤慨していたかもしれない。
だら~とした喉発音のネイティブ英語を聞いて、ふてぶてしい、、、とか、日本人はそう感じてしまいがちだ。
そして、相手は思っただろう。この日本人は、変な人だ、、、と。
さて、今朝、8時15分で歯医者から電話があった。
ありゃ~~~、8時に予約があったのだ。あちゃ~~、キャンセルしたら150ドルかかると知っている。
困ったなあ。しょうがない、、、でも、これは自分が悪いのだからと、リラックスして、そのリセプショニストと話した。
ドタキャン料、とられますかね?と聞くと、それは、歯医者さんの判断によります、、、と。
前だったら、その悔しさが口発音を伝わって相手に「冷たい印象」で伝わっていただろう。冷たい人という印象を持たれてしまっていたのではないかと思う。
しかし、今は喉発音で、自分の感情がうまく伝わる。
しょうがない、、、と来月の予約をして電話を置く。
その1分後、同じ人から、電話がかかってくる。実は今日12時にキャンセルが出たので、来れますか?
はい、いけます、、、となった。
このリセプショニストさんだって、できたら人にいい思いをしてもらいたいと思って生きているのだと思う。だから、よかったですね、みたいな気持ちが伝わってくる。
喉発音をし、そして最近、メンバーオンリーで紹介しているコツを実践していると、声にやさしさのようなものが生まれる。すると、相手が、いい感じで対応してくれる。
もちろん、だまそうとする人はいるかもしれないので、気をつけるべきだろが、余裕をもって英語が喋れれば(コツをつかって)、相手をじっくり観察したりもできるだろう。