もっと理論的に整理していってみます。なぜ英語で強弱アクセントとか、強く読む単語があるとか、、そういうのが実は本当ではないか。英語の日常語には、そもそも1シラブル語が異常に多い。つまり中国語に似ています。
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従来の考え方で、この単語を強く読むとか、弱く読むとか、そういう言い方をします。
先日も、「BE動詞は弱く発音する」と書いてあるのを読んだばかりです。例えばISでしょうが、でもそれは、1シラブルで短いのとIの発音位置が深いので、日本人には音的に曖昧に聞こえるので、日本人には弱く聞こえるということでしょうね。
でも、英語って中国語と同じで、1シラブルで意味が決定することが多いのです。
例えば、中国語で「輪」と来たら、文句なしに、それは一つの意味。
英語でも、RINGと来たら、それは一つの意味。
日本語にしたら、違う単語になったりするかもしれない。でも英語ではRINGはRINGなのです。
だからもう1シラブルのレベルで意味が決定されます。したがって、そのシラブルを強く読むとか、弱く読むとかする必要がないのです。
日本語では、橋と言おうとして、
は
と言っても、その後の「し」の抑揚をまたないと、端なのか箸なのか橋なのか決定しません。
また、同じ抑揚になる紛らわしい単語もありますから、その部分以外もすこし聞かないと意味が決定しません。
日本語で輪と和だと、コンテクスト情報がいりますね。
ところが英語ではRINGはRINGなんです。
だから他の部分の音程や、音の強さを参考にする必要がないんです。
複数のシラブルからなる単語もありますが、それはたいてい英語にとって外来語じゃないでしょうか?
英語本来の核となる単語は1シラブル語ばかり。
ビートルズの歌など、1シラブル語が多い。
英語では1シラブル、あるいは1単語で意味が完結するので、リスニングに関しては、文法を意識する必要がないとも言えますね。
香港製の喉シロップをたまに使いますが、その使用法に以下が書いてあります。
置影涼、、、とあります。文法を知らなくても、冷たい場所に保存することという意味がわかります。それは、一つ一つの漢字に意味がこめられているので、文法に頼る必要がそれほどないということです。
それにしても、1シラブルじゃない単語もあります。
RECORDという単語がありますが、名詞と動詞でアクセントの位置が違うと教えられていますが、もっと根本的に発音が違うので、アクセントの位置はきにしなくていい。
リコードとレカードという風に発音自体が違います。
しかし、英語の専門家のかたは、母音の発音が変わるとアクセントの位置が変わると理解されているので、この説明は理解されないと思います。
いや、アクセントの問題ではなくて発音が違うんですよ、、、と言ってもなかなか理解されない。
変なたとえですが、太平洋戦争に日本が勝っていたとして、アメリカ人が、敗戦国として、日本語のカタカナを使わないといけなくなっているとします。
するとRECORDはリコード、レカードと書きわけるわけです。
その場合はどうでしょう。
リコードとレカードの違いは発音ですよね。
アクセントの位置がどうのこうのという理屈は意味をなさなくなります。