英語はストレス言語ではない。あまりにも当たり前すぎることだが、THISをどうストレスをつけてよもうがTHISは他の意味にならない。THIS IS A PENにしてもストレスのつけ方を変えてもTHIS IS A PENはTHIS IS A PENである。もちろん、THISを強調すると「これは」が強調されて、そこに重心が置かれることになるかもしれないが、これは英語だけではなく日本語でも同じことであるから、そういうことをとりあげて、英語はストレスが大切だということは意味がない。

ストレスの位置が違うと意味が変わるというのも迷信だ。そもそもそういう単語があまり英語にはない。RECORD(記録する)とRECORD(レコード)の違いは、発音の違いである。これらの二つの単語を発音するさい、ストレスが違って聞こえるのも気のせいであり実際は、RIK(前者)といったときのIが首の根元で発音する音(IFのI)と同じであり、深みがあるために、音程が下がって聞こえるためだ。REK(後者)の場合は、その深みがそれほどない。

実は発音が違い、発音が違うと喉の発音位置の深さが同時に違う。だから、音程が変わっているように聞こえるし、また実際、音程が変わることが多い。

音程が高いと、人間はまるでストレスがそこにおかれたような錯覚を覚える。しかし、ソフトウェアでチェックすると、別に音量が違うということでもない。実際、そんなことは英語を聞いていれば分かる。

英語喉をすれば、個々の音が首の底なのか(例 R,Y,D,W)、ちょっと上のほうなのか(例 L,S,T,V)だけを覚えるだけで、英語のイントネーションが正しくなる。SITという例でいうと、シラブルの中において(高ー低ー高)という英語として自然なメロディーが生まれる。

ストレスが大切だと信じてしまうと、何万もありそうな英語の単語の一つ一つに対して丸暗記をしなければならず、これでは時間がたりなくて、英語がマスターできない。

そもそもストレス(強く読む位置)は暗記しずらい。

例えば、私が、あなたに、あいうえおの「い」と「え」を強調してくだいねと頼むとする。たぶん、明日になったら忘れているだろう。いや10分後には忘れているだろう。

覚えにくいものというのはある。

人の顔は以外とすぐ覚えてしまう。脳のメカニズムに関係しているのだろう。

日本人は、覚えにくいものを一生懸命覚えて、英語ができない、できないと悩んでいる。

ところで、実際に、そのストレスというのを使いながら英語をしゃべるなら、気持ち悪すぎて、英語圏で就職活動をしているとすると、危険人物扱いされて就職できないと思う。

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