昨日、姪の話をした。HIGH FIVEと発音してといって、言ってもらったら、全体的に完璧なだけでなく、Vの発音のとき、そうしろと指導してもいないのに、歯と唇の当たり方がネイティブと同じだったことに驚いた、、、と言った。

魔法のようだ、、、と。

さらに、これがMだったら、それほど驚いたかどうかわからんと言った。例えばSUMMERでMのところで両方の唇を合わせていたからといって、それは日本人にとって当たり前だから、、、驚かなかっただろう、、、と。

ところが、昨日、上を書きながら同時に思っていたことがある。

逆にMよりもVのほうが3歳児にとっては簡単なのではなかろうか?と。というのは、口にしまりがないので、唇をしっかり閉めてMを発音しているかどうかわからん。

日本語も英語もMって、結構、両唇にしなくても発音できるからだ。前歯と舌の歯でM(やB)を発音しているネイティブや日本人は万といる。

というか、スマイルしながら喋っていると、結構、そういう適当な発音をしているのだ。

つまり、そもそも人類としておぎゃーとうまれたとき、どんな発音でも簡単なのだが、Vだって、実はものすごく簡単なのだ。

口にしまりがないからだ。だらーんとしているからだ。

コタツにはいって姪の顔を見ていると、発音だけではない、、、呼吸だって、ネイティブと同じなのだ。

口をだらーんと(日本の感覚でいうと、ぼけーとした顔)して、口で(いやおそらく鼻と口の両方で息をしている)。その息は聞こえるほどである。

その息づかいは前にも紹介したが、お母さんがアメリカ人でお父さんが日本人のアンジェラ アキさんが喋るときの、息づかいと同じだ。

あるいは、私の周りになんぼでもいるアメリカ人の息づかいと同じだった。

日本人の感覚で考えると*ぼけー*とした顔、なんとなく荒い感じのする息づかい、、、

これこそが、人類、いや動物共通の息づかいであり、発声法である。

3歳といったが、私の姪は4歳に近づいている。一体いつ、日本人としてAUTHENTICな呼吸法、発声法になっていくであろうか。

いつ?何時、何分、何秒?何がきっかけ?

学校の指導?家の指導?結構、学校っぽい。

さて、呼吸法というと、英語は腹式呼吸と真顔で言う人がいるが、これはナンセンスだなあと思う。

深めの呼吸というのは確かだろう。が、それが腹式とかいうことではない。

この日本人の感覚での「ボケーとした顔」についての論考は、五月末に出版される第2弾の本のコーヒーブレークにエッセイを書きました。

さて、上でMを日本人もネイティブも適当に発音していると言った。実は、Mをいつも適当、、、というか、両唇で発音して*イナイ*人に会ったことがある。その人は、ほんの少しだけ、歯が大きめ?なので、唇がぴたっと閉めるのが、やや面倒なようだった。同じ状況にあるネイティブにあったこともある。その人いわく、、

いつもスマイルがよいですね?

と人に言われるんだって。怒っていても、スマイルしていると思われるそうだ。

そういういことも起こりうるんですね。

まあ、口のほうの形は結構アバウトでいけるということですね。

(あ、このかたの話には、もうひとつオチがある。英語発音が非常に最初から上手だったということだ。もともと口に力をいれずに喋っていたのではないか?喉初心者のなかで全然直さなくてもうまいひとがいる。そういう人の3分の1は、もともと、昔から日本語で滑かつぜつ)が悪いと言われてきた人みたいだ。もともと口にあまりたよらず日本語で喋っていたので、英語への応用も楽ということか?

口って適当でいいということですね。 

実際、わざと変にやろうとしても子音って発音できますよねえ。例えば日本語でDを言うとき、わざと舌の位置をずらして、変にやってやろうとしても、DがPになったりしない。DはDのまま。

そういう発想ってあった?

さて、以下は幼児になったつもりでVを発音するとよくできるという動画です。

http://app.sightspeed.com/vm/r944sig2h9qrileuetplkzfbsvlm2ke1/vp9i/ja_JP/1/

 

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