広島に帰って二日目、昨晩は、親友のなお君のうちに、おみやげを届けにいって1時間ほど話をしてきた。
なお君が私の滞在中に、英語の指導を受けるというような話になった。
なお君は英語を勉強していないので、英会話はゼロからの出発。
その教え方は、字を使わない、暗記をしない、私から口頭でのみ学ぶというものだ。そして、その方法は、完全なパターン練習。昨晩は
LET’Sという表現。字を使わないので、つづりなどは問題にならない。
この表現にいろんな動詞をつけて表現をする練習を少しした。なお君が興味を大きく持ってくれた。
そして、この指導の様子を克明に記録するというのがPROJECT NAOだ。
きっかけは、朝のラジオNHK英語を聞いたこと。テキストもみた。えんえんと毎日、違ったSKITが提示され、学習者はえんえんと、覚えないければならない。
そういうやりかただと覚えるのが不可能である。うちの母はラジオ講座10年めにして実際、ぺらぺらしゃべれない。
なにか、SKITを読んで解説し、覚える方法は、学校の英語の授業と同じだけど、根本的な問題がある。
それは、ごちゃごちゃ言われて、覚えても忘れるという問題だ。ごちゃごちゃしたSKITをネタに勉強するスタイルは、そういうSKITを書く人、録音する人、NHKテキストを売る人に、することを与えるということだと思う。学校の先生も、訳読することで、仕事ができて、給料がもらえる。何かクラス40人相手に、何かをしないといけない。語学の王道のパターン練習は人数が多すぎて無理。
これに対抗して私は英語を知らないなお君に、口頭で、字は禁止しつつ、1レッスン1パターンで、まるで暗号を解いていくように、なお君に英語をパズルのように解いてもらうのだ。
繰り返しになるが、逆のやりかたが、普段は言わないような複雑な文を解説して納得し覚え、忘れること。
実際、なお君の発音は、すばらしい。聴き取りも音として聞けている。
さらに、実際、理解と飲み込みが早い。