バージニア州のアーリントンという区(COUNTY)に住んでいます。地元には、色々な教育機会がありますが、アダルトスクールというのがあって、地元の高校の教室を使って、色んな授業を夜や週末にやっています。ジーナにつきあって、スペイン語とフランス語の授業をとることにしました。先週始まり、今、それぞれ一回が終わりました。
スペイン語は2で、フランス語は1(全然勉強したことのない人用)です。どちらも基礎コースです。スペイン語はもっと上のレベルをとってもいいけど、たまたまその時間にジーナがとっているから行っているので、同じ時間にやっているのといえばレベル2しかありませんでした。
フランス語は同志社大学で3年とりましたが、全然、喋れませんし、あまり覚えていません。会話がゼロの授業を3年とっても、だめでした。
さて今回ですが、気に入っているのは、アメリカでは当たり前だけど、実際に文を皆と音でつくりながらの授業なので、自分で能動的に言葉に接することができ、頭に残りやすいです。会話という呼び方より、ただ、先生に質問されて、教科書でカバーした表現を自分の頭で工夫して作成し、返事をしますが、これが、頭を使う作業です。
例えばフランス語では、I AM THE FATHER. I HAVE A DOGというような基本の文を勉強し、それを色々工夫しながら、先生に言わされました。それを言おうとしているあいだ、また級友達が言おうとしている間に、最初は字の情報だけで勉強した表現とか文法ですが、だんだん、しっくりと頭に音としてしみこんできます。
これこそが、言語を勉強するということです。音として、音による表現として、頭にしみてくるのです。
特にフランス語のクラスでは6人しかいませんが、皆、先生のお手本の文を、よい発音で繰り返しています。音としては聞こえているので、皆、いい感じで発音して、文の作成に取り組んでいます。音・声でね。
フランス語の先生はレバノン出身です。レバノンではフランス語も母語だそうです。
フランス語の授業は初心者用で、最初のレッスンは、簡単な文章の2パターン(英語で言えば、BE動詞とHAVEの練習)だけ勉強しましたが、さらっと呼んで、説明なしに、じゃ、質問は?と言われました。フランス語の下に英語の訳が書いてあり、またフランス語と英語が似ているので、訳を全て細かく説明する必要がないようです。JE SUISとあって、その下にI AMとあったら、意味が分かるということだと思います。
スペイン語のクラスでは、英語風に母音を発音している人がちらほらです。こっちのほうが上級クラスなのに、、なぜ??
スペイン語は水曜日の夜2時間半、フランス語は土曜日の昼、11時から2時間。10回の授業からなり、値段はどちらも200ドルぐらい。
教科書を見ていると、これが基本だなと感じます。スキットが日本の教材のように複雑ではなく、とっても単純で、その日に勉強する項目のみにフォーカスしています。だから覚えられる。
以下がアーリントンのアダルト教育のウェブサイトです。こんな感じで色んな授業があります。
剣道もやっていますが、これも似たようなシステムですが、地元のRECREATIONセンターみたいなのでやっています。