英語でMの発音は両唇音と呼ばれています。それはMを発音するときに、上唇と下唇を合わせる、、と信じられているのでそう呼ばれています。日本人は、普通、Mの発音の練習をするのに、両唇音だから、唇をしっかり合わせて力強く発音すると教えます。
が、洗脳を解きましょう。
そう信じているのは、そう本に書いてあったからですよね。インターネット上で読むものの全てが正しいわけではないのと同じで、本に書いてあるから正しいとは言えません。
以下の動画はSKYPEに通訳機能がついたことの宣伝動画です。
1:26のところから始まるようにURLを設定しました。
https://www.youtube.com/watch?v=G87pHe6mP0I&t=1m26s
まずアメリカ人の女の子が以下を言いますが、最後のSOMETIMESのMのところを唇を見てください。上唇と下唇を合わせていません。
I would really like to visit you sometime
それに続いて、メキシコ人の女の子がスペイン語で以下のように言いますが、またしても2回出てくるMのところで、上唇と下唇を合わせていません。
A mi tambien
Mは唇を合わせても、合わせなくてもどっちでもいいということです。
皆さんの中でも田舎に住まれているかたは、Mはおそらくどちらで発音しても可能なはずです。
言い方を変えれば、Mが必ず両唇音なのは日本語の標準語、あるいは都会の日本語でしょう。
YOUTUBE動画などで普通の外人が話しているところをみると、発音に関する思い込みを克服することができると思います。
英語のMを正しくには、口から力を抜いて、喉のほうで豊に音を響かせることです。唇がつくかどうかは、意外と重要なことではありません。
「自分の目で見て判断しよう」正にその通りですね。カズさんが今まで何回も書いていた様に、歌の動画で、Rの発音を舌を出したままの映像がたくさん見られます。それを見て、
「他のメソッドの『舌を丸める』というやり方は、間違っているのではないか?」
という疑問を持つこと。それは素人でもできる事です。研究者は、なおさら気づかなければいけない事だと思います。