母が結構長いあいだNHKのラジオ講座を聞いたり、公民館で英語のサークルに通っているのだが、英語喉、および機関銃英語に関しては、全然読んでいないし、そもそも、そんな効果があるものだという認識がない。

灯台もと暗しとはこのことである。

そして、そのサークルの先生は近所の先生なのだが、もちろん、英語喉を届けてもらってあるのだが、おそらくツンドク状態であろう。

母でいえば、何十年も、いや半世紀も英語を勉強していても、とっさに喋れないのだから、まさか、機関銃英語を読んだから、聞けるようになるということなんて信じられるはずがない。

父は、三修社さんが、新聞広告を出すたびに、印刷して母に見せていると思うのだが、全国紙の第1面にどかーんとわが子の名前が出ても、全く、ピンとこないようである。

たまに、喉発音や3ビートの説明をしてみるのだが、それでも、メソッドをやってみるという気はない。

我が母親が信じられないもの、、、というか信じるとか信じないというものではなくて、ピンと来ないものが、まさか、言語学者や音声学者に信じられるわけがないかもしれないな、と思う今日この頃である。

とはいえ、繰り返してもらうと結構、うまく喉をつかって発音できる。シラブルの数など正確だ。

このあいだ、喉発音の説明をしたときに、「いや、喉に注目してみたけど、別に聞こえるようにはならない」と言っていたことがあったのだが、よく聞いてみると、その日本人の英語の先生の英語を聞いて、喉発音には聞こえないと言っていることが分かった。それは日本人の先生だからだ。

 

まあ、思うに、母は純粋に、英語の先生とか、英語を長い間勉強している人は英語ができると思っていると思うのだ。

実際問題として、英語が音として聞けている人は、英語喉実践者ぐらいしかいないと思われる。

英語の専門家の人だって、英語の能力自体はなくても、研究はできると思い込んでいるのだ。さらに、そういう人だって(私の友人に多い)、「英語教育自体は私の専門ではありません」とか、おっしゃるのが普通。こらー、英語おしえとるやんけ、、、とか思うこともある。

リスニングの本を書いたりしている人だって、音が聞こえていなくて、だから、語彙を増やすとか、論理が大切だとかそういう方向に行ってしまう。

はやく、音が聞けるようになり、すっきりしてほしい。

この4月にまだ当時3歳だった姪が、ヒラガナもまだ書けないのに、日本語で言ったとおりを繰り返すことができた。それはヒラガナという単位が非常に原始的であり、子供はそれを単位として日本語を理解しているということの証明である。英語を繰り返させても、シラブルを正しく言い返してくる。

たとえばブルーススプリングスティーンっていうアメリカの歌手がいる。綴りを思い出そうとせず、このカタカナだけで、何シラブルかを想像してほしい。あえて。これはクイズみたいなもの。

何シラブルだと思う。3ですよ。3。

BRUCEは1シラブル

SPRINGSTEENは2シラブル。

たった3シラブル。母音が3つしかないところに注目。3シラブルっていうと、例えば中国人の名前で毛沢東とか蒋介石と同じですよ。シラブル数は。さらに、読んだときの、名前の長さの感覚もそんなに変わらない。

これをまだ小さな姪に発音させると見事に3シラブル(3拍)で返してくるだろう。

しかし大人だと10シラブルぐらいになりそうだ。

音声で説明。

www.estat.us/blog/bruce.wav

 

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