英語喉の威力はもちろん発音をネイティブと基本的に同じにする、あるいは近いものにする、、、ということだけではない。音の聞き取りもできるようにしてくれる。
ところで、音の区別ができるようになる(例 LとRの違いがわかるようになる)のは喉発音の効果が大きいが、音が塊として耳に入ってくるという観点から考えると、3ビートの威力が絶対的である)。
3ビートとは、英語は子音―母音―子音のかたまり(シラブル)を1拍で読むこと(英語喉 レッスン32)、それから、シラブルとシラブルのあいだをスムーズにつなげること(レッスン33)を指す。
気がついてみると、シラブルがどんな言語でも大切であることは当たり前である。中国語が最も顕著な例だ。漢字ごとを1拍で読んでいくのである。例えば、「図書館」は、漢字語ごとに図―書―館と読む。各漢字を1拍ごとに読むのである(あえてカタカタで書くと、トュー/シュー/クアンと読むわけだが、これをトュー/ シ/ュー/ク/ア/ンと読むと、ネイティブが聞くと全く違う単語に聞こえてしまうのだろう。)
日本語では、漢字、平仮名、カタカナ、、、と色々な字を使うために、見ただけではシラブルの構造(基本的には子音―母音が一塊)が分かりにくい。そのせいだろうか。これまで英語を学ぶ上で日本人はシラブルのことをあまり考えていなかった。
いやそれだけではないだろう。英語のスペルからはやはりどこからどこまでがシラブルなのかが、学習者にとっては、実際わかりにくい。「英語喉50のレッスン」では、このシラブルの区切りが分かりやすい発音記号を採用している。
英語ネイティブにとっては、シラブルは新しい単語を学んでいく上でとても大切な概念である。子供に例えば、networkという単語を教えるとしよう。先生はまずNETを読み、そのあとWORKを読む。シラブルごとに分けながら単語を教えるのである。
3ビートはこれまで日本では教えられていなかったが、今後、どのようにこの事項が知られ、広まっていくのだろうか。
これまで日本人は、イントネーションを間違うから英語が通じないと思っていた。アクセントの位置が違うから、通じないのだと。実はそうではない。音を喉で響かせていないから、そして3ビートをしていないから通じなかったのだ。 この点にかんしては、レッスン50を参照していただきたい。
英語喉で英語リスニング劣等生から抜け出せるキッカケが掴めた気が致します。
3ビートについての質問ですが、現在の私の勉強教材はTOEFLなのですが、
相当早いのと一拍ずつの長さが文章や単語によって全く違います。
そのような場合はどのようにすればよいのでしょうか。
3ビートを意識しながら音声と完全に一致させて音読する練習を日々しておりますが
リスニングはまだまだ苦手です。
もし何かアドバイスがありましたら宜しくお願いいたします。
でも、英語喉のお陰で1週間で効果が見えて今後が楽しみです。