漫画(アニメ)サザエさんで、最も難しい課題とされているのが、もちろん、カツオとワカメちゃんの二人とサザエさんの関係である。ボーっとしてみていると分かりにくいが、かつおが、サザエさんを「姉さん」と呼ぶことから、兄弟関係があることがわかる。つまり、カツオはタラちゃんのおじさんなのである。なお、ノリスケさんや、その奥さんなどと、サザエさん一家の関係はあいまいにしたまでも、十分ストーリーを追うことができる。このあたりは十分注意しよう、、、それさえ、つかめばあとは大丈夫です、、、毎日練習できなくて、どうする、、、(ありゃ、書いているうちに音声学の教科書みたいになってきたな)。
さて、昨日、EIさんが以下のコメントを残してくれた。
口は閉めなくてもいいと思いますが。口をあけて鼻歌を出し続けて響く場所を下にしていくと「んーーーーーーーGAAAAAAAAAAAAAA」と途中で変化がおきるのでわかりやすいと思います。
これは、何かというと口を閉じたままで鼻歌の音が喉歌に変わるまでおろしていくことで、ゲップエリアを発見するというテクニック(http://nippondream.com/estatus/wordpress/?p=708)を紹介したときに、EIさんが出してくれたコメントである。
私は、このコメントは日本国民を長くなやませた、一体、あのアニメサザエさんの終わりで、「んが、うぐ」と聞こえる発声はなんだったのか?という問いに答えるものであったのではないかと思う。
つまり喉の上のほうを閉めたまま(食べ物がつまったまま)だと、発声がMとかNになってしまうのだが、食べ物が落ちていくと、そのMやNが維持できずに、Gのような発音になってしまうのである。
言っておくが、日本人が発声するG(切れているもの、、、英語喉参照)ではなく、首で発声するGの音である。
つまり、サザエさんの「んが、んぐ」に喉発音の秘密があったのである。あたかも、ダビンチコードの映画のように、その秘密は隠蔽されたままであったのだ。
なぜ、ガとグなのか、、、。これは、おそらく、グはゲップの低位置において発音される u_だったのではないだろうか?ガの段階では、食べ物が首の中間あたりにあったのだろう。
日本人の喉は、日本語を発声するときには、緊張しており、他の人類の喉の機能のしかたとちょっと違ってしまうのだが、食べ物がつまったというような人類共通の問題に直面すると、本来の音を出すのかもしれない。
そういう意味で、喉発音は、寝そうになるときの、喉のリラックス度、、、とかいう比喩をつかって、説明することがある。
音声による解説
重ためファイル www.estat.us/blog/ngangu.wav
軽めファイル www.estat.us/blog/ngangu2.wav
いつもブログを拝見しています。とっても勉強になります。
ところで「口を閉じたままで鼻歌の音が喉歌に変わるまで」をやっていて思ったんですが、
声を出しながら両耳を指でふさぐと頭の中に声が響くのが良く分かりますが、
そうやって自分の声を聞くことが何か役に立ちそうでしょうか?
耳の塞ぎ加減や口のあけ加減でもずいぶん頭の中の声の聞こえ方が変化します。
もし何か役立つようでしたら教えてくださいませ。
まったく関係ないようでしたら、すいませんでした。
ベイビーさん、これは素晴らしい知見ですね!本当に音が感じられるようです。この知見で、どれだけの人がぴんと来るきっかけがつかめるかとおもうと、わくわくします。
もし皆様のお役に立ちましたら幸いです。(でも、単なる思い付きですので)
自分自身まだまだなので、このブログでいろいろ勉強させていただきます。
ありがとうございました。
どうも。
ブログで勉強、、、というところで、じゃあ、ちょっとマイク買ってこようという気になりました。どうもありがとう。マイクが行方不明になって、音声が出せないのですが、発音や聞き取りを教えたいというものが、音が出せないということであると、失格ですので。
音声解説よく分かりました。ありがとうございました。
なかなか大変だとは思いますが、これからも頑張ってください。