先日、ジーナと日本料理屋に行って、食事したのだが、隣に、日本人の家族と男性の知り合いらしき人が座っていて、そこに、西洋人のカップルがジョインした(男性はアメリカ人、女性は、おそらくラテン系、、、スペイン語ナマリがあったため)。
日本人の男性達は、カタカナ英語を喋っていた。
おそらく会社関係の集いかな。
西洋人のカップルが到着して、5分ぐらいは、楽しそうに西洋人が喋っていた。天気のこととか、交通渋滞のこと。ところが、その後はうんとかすんとかしか言わなくなったのだ。
それは、おそらく喋られているカタカナ英語がさっぱり分からないのだと思う。ところが、日本人のほうは、次から次へと、カタカナ英語をなげかけていた。
REALLYは「りーリー」だ。ANDは「アンドー」だ。「リーリー」が多発されていたが、その意味さえ通じていないのではないだろうか?
日本語で言えば、「あ、そう」を連発するとして、間違って、「あ、ばえ」と言っているようなものだろうか。
西洋人のほうは、うんとかすんとか言っているだけだった。
普通、日本人と西洋人が混じると、西洋人が会話を圧倒するというのが普通だが、5人VS2人では、絶対的にフリである。
ちっちゃな子供二人が、喉発音で、しゃべっている。
不思議な光景である。
西洋人=喉発音 うんとかすんとかしかいわない
日本人の大人=口発音 カタカナ英語で、焼き鳥のこととかを説明している
日本人の幼児=喉発音で色々とお母さんに言っている
盗み聞きするわけではないのだが、隣なので聞こえてくる。
西洋人の奥さんが、ライスが好きだということで日本人の男性が異常にエキサイトしている。
英語を口発音で喋っているうちは、本当にコミュニケートできていない。だからアメリカに10年住もうと、世界の人々は、普通にライス(米)を食べるということを知らない(私も口発音時代、エルサルバドルの人が米が好きときき、へえ~~~とえらく感心していた)。
だから、ライスが好きだというだけで、奥さんは、日本通だ、、、と勘違いしているのだと思う。
私も口発音時代はそう感じていた。私もその立場、考え方にあったのである。
奥さんは、夫と喋るときは、普通の速度、普通の英語で喋っているが、日本人に対しては幼児に対して喋るような英語を喋っているのだが、それでも、ヒスパニックなまりがあるので、日本人としては、「ほらね、外国人だからなまりがあってもよいでしょ、、ゆっくり、はっきり喋ればいいんだよ」とか思っているのだろう。私も口発音時代はそう思っていた。
この隣席の日本人に英語喉の存在をどんなに教えてあげたいと思ったか、、、
しかし、そんなことは無理だ。
これまでアメリカに住んでいて、近所に日本人が住んでいたことがあるので、英語喉について教えてあげたことはあるのだが、全然、伝わらない。
やはり英語喉は、自分から、ピンと来ないとなかなか分からないものなのかもしれない。
しかし、そもそも外国人の声が違う、、、ということぐらいは気がついてもらいたいと思う。
さて、今日は、ネイティブが、口発音の英語を喋る日本人と喋るとき、ネイティブのほうの英語自体も、変わってしまうことをYOUTUBE動画で示したい(日本人の英語がうつってしまうのである)。以下は、英語を喋らナイトでエミリーさんというかたが、インタビューされているところだ。
エミリーさんの英語が、へんになっている。CHOPPYだ。3ビートの流動性が失われるときがある。とはいえ、ネイティブなので、時々直る。
2:45秒あたりからを見てほしい。
http://www.youtube.com/watch?v=5HjFc5sLaT0
Kaz san,
I was wondering if I could ask this question to you. It is about what I could work on to be able to follow English conversation which is spoken very fast.
For example, I tried to transcript a part of a video clip of Spiderman (http://www.youtube.com/watch?v=R7h3EnPKRB4&feature=related). Particularly, I could not understand what they were saying between 0:27 to 0:36 even after listing to this particular part dozens of times. My transcription for this part was done like this:
MJ: …..have done….next to each other… we have to forgive each other or everything…..we have…nothing.
Parker: I need ya.
(the dot parts are where I could not understand because they were said very quickly.)
Then, I asked an American to give me the answer and he wrote back to me:
MJ: We've all done terrible things to each other, but we have to forgive each other, or everything we ever were will mean nothing.
Peter: I need you.
I was so disappointed because my answer and his were very different. Given this level of my understanding of the conversation, what would you think that I could do to overcome this difficulty? I think that a part of the difficulties is because I may be still using a “2-beat” mind set when I listen to English. Any suggestions will be greatly appreciated.
Sincerely,
Kenji Yamazaki
Hi Kenji Y san,
I'm hiro. I've been pracicing Eigo-Nodo for couple of years.I just dropped by here and saw your comment. And I thought I could talk about it from my experience and what I understand.
First of all, I could catch all the words that your talking about, which actually took me twice. Then,there's noe problem.
I guess it's just you are not uesed to hear the sounds from the throat, probably. And you have to remember how every single vowel and consonat sounds. Otherewise, your not gonna recognize them even if you can hear them.
Plus, three beat is very important as you said. It was kinda hard for me to undersatnd it at first and I guess it is for other people, too. So you dont have to be disappointed at it.
Ok. What I did to overcome the problem was that I focused on listing only the vowels. That's because a syllable basically consists of ONE vowel and with some consonants before & after the vowel. (there's some ecxeptions,tho. Words like peo-ple). So the point is if you get a vowel, you get the nuclear of the syllable. That means as long as you catch the vowels, you can keep up with the rythm (three beat), no matter how fast it may be.
Try doing that, you'll eventually get the rythm.
I'm not sure if it works for you because ways of understanding things are different from person to person. But I hope this suggestion helps you some.
Good luck :)
Hiro
Sorry. There's typos here and there.
I meant *listening only the vowels*, not *listing only....*
Anyway, give it a shot!!
ヤマサキさん
この部分、私自身聞いてみましたが、ヒロさんと一緒で2度聞きました。1度めでも大体聞き取れたんですが、WERE WILLのところが、あれ?今なに言った?みたいに思いました。Wの音は、ゲップエリアの音を頼って聞いているのだけど、かすれ声だとそれが聞こえにくかった、、、とかですかね。
MJ: We’ve all done terrible things to each other, but we have to forgive each other, or everything we ever *were will* mean nothing.
やはり微妙に分かりにくい感じがするのは、感情がはいっていて、ささやく?みたいな感じで発音されているので、そこが、聞こえにくかったのではないでしょうか?かすれていると、母音を中心に聞くということなど(ヒロさんの秘訣)、むずかしめになるかもしれません。
感情が入って発音されているものを理解する、(声がかすれていたり、おびえていたり)、、というのは慣れなのかもしれません。
もう少し、いくつか、このような感じで、他のYOUTUBE動画などで意見交換をしてみたらどうでしょう。
方向が見えてくるかもしれません。
Thank you very much both of you for answering my question. Please let me use your method to see if I can improve my rate of understand of fast spoken English conversations. Then, let me ask questions to both of you again. Again, I really appreciate both of you taking time to answer my question.
> そもそも外国人の声が違う、、、ということぐらいは気がついてもらいたいと思う。
むしろ英語が全くできない人とか初級レベルの人は、すぐ気づくみたいですね。
もちろん中上級者や音声学者も。
逆に中途半端に英語ができて、しかも自分の発音がそこそこいけてる(実際は全然いけてないw)と勘違いしてる人や、中途半端に音声学の入門書でも独学で1,2冊読んで音声学をわかった気になってる(実際は全然わかってないw)人達が、なんだかんだ屁理屈言って理解しにくい傾向がありません?(笑)
こういう輩はどうしたらいいんでしょう?
彼らのレベルがもう少し上がれば、自然に気づくかもしれないので、それまで待つべきでしょうか?
LARYNXさん、
非常に歯がゆい問題です。誰がわかって、誰がわからないのかという点ですが、なにか理由があるのでしょうね。音声学の教科書を書いた牧野さんが、えらく、けちょんけちょんに批判していましたが、真剣に取り合ってもらいたいものです。スペイン語のたこ焼き村先生とかも、うけが悪かったです。
「歯がゆい」を広島では「はがえー」といいますが、ほんまにはがえーです。特に、説明しようとしたら、「しつこい」と思われるかなあと思ったり。
数年前、あるアメリカの本屋さんで説明してたら、「他の外国人だってなまりありますよ」と、ちょうど居合わせたお客さんに軽蔑されました。
> 音声学の教科書を書いた牧野さんが、えらく、けちょんけちょんに批判していましたが、
まさか牧野武彦先生ですか?僕は、牧野先生は日本の英和辞典の発音記号の問題点をズバリ指摘したりしていて、結構ファンだったんですが・・・。
英語喉は、音声学で言えばlanguage specific laryngeal settingですよね?
しかし牧野先生も、現場の教育で受け入れられないことを気にしてることを書いていたりしましたし。。。
たぶん、教員の人達も発音を正しく習った経験がなくて、長年自己流の発音のまま、又は時代錯誤な指導法のまま来て、それが固まってしまってるから、正しいものでも受け入れられないということが多々ある気がするんですが、どうでしょう?
神田外語学院の先生も、正しい発音指導をしたい先生達は、なかなか世間で受け入れてもらえずヤキモキしていると言ってました。日本の発音指導はまずそこが大きな壁なんでしょうかね?
牧野先生は、英語喉に批判的ですが、まあ、私の知り合いでも言語学関係とか、英語教育関係の人は(私は英文科出身なのでたくさんいるのですが)、英語喉にはあまり興味がないように思います。近似値的なアプローチでそれなりに英語を喋っているのと、英語が聞けないとか、完全に分からないという状態に何十年もあると、そんなもんだと思ってしまうのだと思います。私の母でさえ、どうも、毎日、ラジオの英語講座を聞いていて、英語が分かるようになりたいと思っていると思いますが、まさか、自分の息子の書いた本がそれを可能にするなどとは思っていないようで、まだ読んでいません。機関銃英語でさえです。
おっしゃるとおり、固まってしまっているということはあると思います。