以下に書くコツは私個人にとって、そして多くの喉実践者にとっては有益なコツだと思うが、それはあくまでもゲップエリア発音ができていての話であるから、ゲップエリア発音ができていなければ実践しても無駄である、、、という前置き。
昨日はじめたラジオを聴きながらのシャドーイングであるが、すでに、もうしなくてもいいやというところまで達した。というのは、同じことだからである。声帯の下の部屋あたりに快くこだまする響きを一定に保ちながら喋っていれば、間違っても口発音にならないということだ。
しかし、なぜ一定に保てないのか、、、が大きな問題だった。何が邪魔をしているのか?それは声のうわずりである。声のピッチが上がるときに、口発音になるのである。
シャドーイングをしてみて、どうやったら喉発音100%でいられるかということがわかった!私が口発音っぽくなる部分は、ちょっと声があがる部分である。日本人の感覚で照れたり、緊張すると、ちょっと声が口のほうに来てしまう。
シャドーイングをするさいに、ラジオのDJと全く同じ音程も保ってやってみた。天満さんの言うところの100%コピーイングである。
このことで、非常に、明らかになったことがある(とはいえ英語のどには最初から書いてあることであるし、ジーナが最初から言っていることだ)。それは、ちょっと音程がうわずっても、声帯の下の部屋あたりに、こころよくこだまする響きを保つようにしておれば(これは感じてほしい、、、でもまだゲップエリアが開拓できていなければ無理だが)、口発音にならないということだ。
強調しておくが、このコツは、ゲップエリアができていなければ、まったく役に立たないコツである。
音声で説明すると一番良い。英語喉をやっていて、緊張するとまだ口発音になってしまう、、、という人は、絶対に聞いてほしい。
なお、このコツは、NITROさんとの会話や、KATSUさんへのアドバイス、その他、喉実践者さんの書いていることを読んでいるうちにラジオでシャドーイングをしてみようという気になり、その結果、思うにいたったことだ。
本日の音声ファイル
www.estat.us/blog/kotsu_burp2.wav
さっそく、今日、会社のキッチンで、中国系アメリカ人の同僚と話をしたとき、お互いアジア系でありながら、ものすごく響きの良い声で、非常に息のぴったりあった感じの世話話ができた。相手は女性だったが、はげしく響きがよかった。
首のあたりに響きを感じながら喋るのは、イメージ的にはこんな感じ?。軍艦鳥の写真。
カズ先生、今日の記事もとても参考になりそうです。
結局、単語や英文などをゲップエリアで朗読するときに、わざとはっきりした声を出さずに、ルート音だけを使って単語や英文を読んでみる練習を行うということですよね?
これはひょっとすると、世界初の、非英語ネイティブが本質的にネイティブ並を目指し実現する、喉発音練習メソッドかもしれないね? コロンブスの卵みたいなものですか?
ところで最近、英語の教師をしている知人から、言語学に「喉頭原音」という用語があると聞きました。喉頭(こうとう)とは喉仏のことみたいですが、カズ先生の言う「ルート音」というのは、この喉頭原音と同じでしょうか?
ルート音は、喉下音だから違うのかな?
アキさん、まだ前にいただいた質問にこたえておらず、すんません。
喉頭原音ですか、、、もしかしたら近いかもしれないですね。ジーナいわく、ルート音は個々の音によって微妙に異なる、、、と本を書いたときに言っていました。
言語学者は分類が好きですね。
>結局、単語や英文などをゲップエリアで朗読するときに、わざとはっきりした声を出さずに、ルート音だけを使って単語や英文を読んでみる練習を行うということですよね?
ちょっと違います。声帯の下の部屋あたりに、心地よい響きを絶やさないということです。これはアクビエリア発音をしていてもゲップエリア発音をしていても同じだ、、、ということに気づきました。さらにスペイン語でもやってみたら、スムーズさがいい感じで維持できることも気づきました。さっそく、会社のカフェテリアで、これを保ったままで挨拶したら、「結婚指輪は左手か右手か?」というちょっとこみいった質問を受けました。スペイン語が通じるという感覚が増したのかな?