先週はフロリダの滞在先からギターレッスンをSKYPEで受けました。
ドイツ出身、LA在住の先生です。
ちょうどバークリー音楽院で夏講座を担当されていて、先生もボストンのホテルからの指導でした。
今回のテーマはスウィープピッキング。
私が中学、高校とギターを熱心にやっている時は(当時は連日、何時間も練習していた)、まだ聞いたことがなかったのです。
普通のピッキングパターンは、上下上下(オルタネイトピッキング)か、行き当たりばったり(エコノミーピッキング)です。
自分はこの二つしかしたことがなかったのです。
今世紀に入ったころから、ネットで、速弾きをしている人を見ていると、なんともいえない、自分にはできない、言葉にならないような、変なピッキングの動きをするギタリストが目立つような気がしていました。
なよなよっとしたような感じ。
どうも、それがスウィープPだったようです。
連続する音を、上方向なら、ずるずるずる、、っとピックをホウキではくように、一方向だけに動かすのです。逆に、下方向であれば、ずっと下方向に引き下ろします(と言っても、コード弾きみたいになったらだめなので、個々の音にミュートをかけながら)。
おそらく、私が高校2,3年ごろに出現したイングヴェイ・マルムスティーンあたりがやっていたのかと思いますが、自分は知りませんでした。
ちょっと慣れてきたのですが、ラウドネスの高崎晃さんのコピーで、自分でできなかった部分などは、この奏法でやっていたのではないかと思います。
最近になって、ファンにならせていだいた、ケリー・サイモンさんの弾き方をみていて、あれ、これどうやっているのだ?と思ったところは、まさにこのスウィープPのようです。
この奏法を使うと、アドリブ時に、階段をぱあああと駆け上がるような音のつながりを再現することができます(駆け降りるのもできる)。
この奏法をとりいれると、表現力が増えるなと思いました。
自分が小学校の時に行っていたピアノのレッスンは曲を覚えるというものでしたが、全然上手になりませんでした。ギターのようにテクニック、理論を中心に教えてくれたら楽しかったのじゃないかと思います。コード理論とか、伴奏とか。
英語も同じで、日本の学校でやっているのは、テキストを読んでいくというもので、ピアノ指導で曲をやっているのに似ています。面倒くさい。重要な文法やパターン(構文?)を中心に英語を学び、実際に使えるように練習すればいいのにと思います。
自分は意外と日本の英語教育はそんなに悪くないと思っていますが(実際、中学レベルの文法は正しいし、使えれば、会話はできるため)、スキット、エッセイを読むことが中心になるのは、面倒臭いと感じています。