昨日はアクセント、強勢の話をしたが、実はもう一つ私には良く分からない表現がある。
それはリズムである。
楽天の社長さん、三木谷浩史氏が、英語を会社の公用語にされるらしい。それで、私は彼の英語を聞いたのだが、国産ネイティブとして文句なしである。日本語的な部分があるとすると、それは口の中で、「くっついて離す(http://nippondream.com/estatus/wordpress/?p=828)」というプロセスが*たまに*捨てきれていないところがあるだけだ。喉発音だし、3ビートは完璧である。この点は、苫米地英人さんと一緒である(http://www.youtube.com/watch?v=z30Z4iZSnJk)。
それに対してネット上では、このかたの英語が日本語英語だと酷評をしている人がいる。リズムが悪いとかいうのを読んだが、これは間違っていると思う。
参考: http://docnosuke.livedoor.biz/archives/51452160.html
はっきり言って、社長さんの英語は本物である。
さて、リズムとは何か良く分からなくなるときがある。英語喉では3ビートが英語特有のリズムを作り出すのだが、かならずしも、そのリズムは常にタイミング的に保たれていなくてもよい。疲れているときは、文の最後がのろくなることもあるだろう。
大切なのは、英語のひらがなの単位がすべて出されているかであって、気分によっては、読むスピードを変えるのは全く問題がない。これは日本語でもそうだろう。
しかし、おそらく、日本の学習者は、NHKなどのテレビ番組で外国人タレントさん(例 ジャスミンさん ttp://www.youtube.com/watch?v=p7uShhGfl58)が、早く、リズミカルに、おおげさにぽんぽん喋るのを指して、リズムが良いとし、そうでない場合を悪いとしているのではないか。
私は仕事でいつも英語を聞いているが、あまりに当たり前だけど、考えながら喋るので、私も同僚も、リズムはのろかったりする。シラブルの単位がわかりさえすれば、正しい英語である。
さて、私たちは、言葉が少ないと英語が下手に感じるものだが、こだまブースターにて、喉でアーとか言ってつなげていると、ネイティブがのろく喋っているように聞こえる。つまり、ネイティブだって、のろく、ぎくしゃくしながら喋ることがある。響きを感じて、音を喉の奥でつなげていると、言葉少なくても、いい感じの英語になる。
それをしないと、テレがきて、CHOPPYな英語になり、通じにくい。
リズムがくずれるとか、そういうのは問題にはならないのである。
プロソディという概念があるが、そっちのほうは、意味が分からないので、話にならない。英語のプロソディが大切だというが、そこまでネイティブのまねをする必要があるとは思えない。
というか喉でやっていれば、自然とプロソディも自然となる。が、プロソディの意味が良く分からん。