なぜ日本人の英語力が低いのか
と書くと、決まって、日本人だけではないという人がいるが、やはり日本人の英語力は低い。いや、英語どころか、他の外国語でもおそらくそうだろう。その大きな原因は、シラブル構造が、日本語と他の言語でかなり異なるということだと思う。
例えば、北朝鮮のリーダーの名前はKIM JON ILである。この名前は3シラブルである。KIM-JON-ILと発音する。以下を見れば、なぜ日本人のシラブル感覚では、外国語を喋るときに圧倒的に不利かが分かる。
朝鮮語ではKIM-JON-ILと3シラブルだから3拍で発音する。
中国語ではKIM-JON-ILと3シラブルだから3拍で発音する。
英語ではKIM-JON-ILと3シラブルだから3拍で発音する。
フランス語ではKIM-JON-ILと3シラブルだから3拍で発音する。
スペイン語ではKIM-JON-ILと3シラブルだから3拍で発音する。
イタリア語ではKIM-JON-ILと3シラブルだから3拍で発音する。
、、、とリストは延々と続く。
しかし、我が母国語である日本語では
KI-MU-JON-I-LU
KI-MU-JO-N-I-LU
のどちらかだ。5か6シラブルなのだ。
3つだからこそ通じるところが、5か6もシラブルが続くわけで、これでは、絶対的に違う単語に聞こえてしまうだろう。
ちなみに、これは数を間違えているだけではなく、口発音のままでは正しく言えないということだ。喉の奥で言って初めて、人は、子音を子音のまま発音できる。日本語風の口発音のままだと、どうしても母音を添えてしまうのだ(e.g., KI-MU, LU)。
KIMのMの場合は、まだ言いやすいので、日本人でもKIMと一拍で言えるだろう。しかし、例えばGLOBALという単語のGLのとこなどどうだろう?Gは、喉の中で、首の奥でいってはじめて単体で言えるのだ。
口で発音するなら、GLOのところがどうしてもGULOとなるのだが、それをものすごく速く、曖昧にしてしまうことで、対応するということになる。
あくまでも近似値的なアプローチなので、日本人には、正しく聞こえるかもしれないが、日本人以外の人には、GLOBALが2つのシラブルに入りきらず、三つに聞こえるのだ(GULOBAL)。すると違う単語に聞こえてしまう。
だから通じにくいのだ。
フィンランド語やタミル語などの拍言語話者の英語を研究したらおもしろい証明ができるかもしれないですね!
(フィンランド人英語得意な人が多いので反例になってしまうかもしれませんが・・・)
Thanks for your comment, Morite2-san. I am pretty sure Finnish is also based on the European style 3-beat system. I am going to check YOU-TUBE and listen to some samples.
So you published some kind of i-phone applications? Congratulations!!!!
YOUTUBEで聞きましたが、やはりフィンランド語も、普通に3ビートで、喉発音でしたよ。ただスペリングの仕方が、日本人がローマ字を使うときの雰囲気に似ているので、日本語に似ているという印象を与えるのではないかと思いました。
前の会社で、フィンランド人の同僚がおり、英語喉以前は、その人の英語が聞きにくかったんです。というのは、ZをSでいったりとかGがKに聞こえたので。私には。例えば彼女がGREATというと、CREATと聞こえました。MEASUREと発音するとき、メシャーと聞こえました。メジャーでなくて。
でも、今思うと、聞きにくいと思っていたのは私だけだったみたいで、周りのアメリカ人や中国人は全く問題なく聞き取っていたようです。
結局のところ、シラブルにフォーカスしておれば、良いということだと思います。
また、英語喉以後ですが、その彼女が非常にうまくゲップエリアを使っていたので、やっぱりヨーロッパ言語間では全く問題ないのだなとおもいました。
アラブの人が同じアパートにいて、やっぱり喉発音で喋っていますよ。