日本語のほうが英語よりも難しいと理論的には思いますが、実際には、日本語を上手に話す外国人のほうが、英語を上手に話す日本人よりも多いと感じます。
これは外国人にとって日本語は勉強を始めた時点から音としては聞こえているからだと思います。外国人は日本人が「わさびがほしい」と言ったとすると、確実に音としては、そう聞こえているからです。
一方で、日本人が、「Cuts like a knife」と聞くと、人によっては、「かつらがない」と聞こえます。
レッツエッペリンの名曲 Whole lot of loveだったかな、多くの日本人には
ほららららら~
に空耳化して聞こえます。
これが決定的な日本人の弱点となります。
ただし、英語喉を最初からやれば、Cuts like a knifeは意味が分からなくても正しく聞こえるということです。この出発点さえ間違わなければ英語は簡単な言語だと思います。
This is a penはアメリカでも、イギリスでも、インドでもThis is a penです。
日本語では、「これはペンです」は、そもそも、そう言わないですよね。普通は、「これってペンですよね」とか。広島だったら、「これ、ぺんよ」とか。多様性がありすぎて、収拾がつきません。
橋と箸の違いですが、東京ではこうだけど、名古屋ではこう、、という具合に地方によって違います。これはおそらく暗記で対応するわけですが、とても大変ですし、さらに、大変な割には、実はそんなに重要でもありません。間違っていても結構通じます。そもそも地方によって違うのですから。
英語喉をやれば、聞こえるから勉強しやすいという点は、英語喉で聞き取りやすさの変化を経験していれば、理解できますが、それを経験していないと、会話がなりたちません。
最初の段階で音が空耳にならずに聞けている状態にしてから、語学の勉強が出発できます。それがないと、永遠にネイティブ同志の会話が聞き取れないでしょう。